2012年4月30日月曜日

春を感じて



GWに入って2日目。
昨日、今日のくりの木ひろばはお天気もよく、外遊び日和でした。

東北では今さくらが見頃です。くりの木ひろばの周りにも春の花があちらこちらで咲き始め、たんぽぽの花束をお土産に持って走ってやってきた女の子たち。
そして、「いいもんみっけたから」と男の子からもお土産をもらいました。


そう。昨年植えたチューリップと水仙も、チューリップが2輪咲きましたよ!
散歩途中のおばあちゃんたちも「あったかいね~」と春を感じながら散歩を楽しまれている様子。
この散歩コースにある広場前のチューリップと水仙ももう少しで満開になりそうです。

昨日はGWに合わせて、いつも広場の遊具をつくってくださっている地域のおじいちゃんが、なんと「ターザンロープ」を設置してくれました!


「気持いい~!」と何度も何度も繰り返し乗って遊ぶ子どもたち。
そんな姿を見ながら、もっと改良をしたいと構想を練っていたおじいちゃんです。

今日は、初めて遊びに来た子どもたちが5人いました。ブランコにシーソー、そしてターザンロープに気付き、やはり何度も乗って楽しんでいました。



竹ぽっくりや縄跳びなど一通り広場にある遊具を楽しむと、土を掘り返してミミズ探しを楽しむ双子の女の子たち。


「ここにもいる」「あー!ここにもだよ!」」と大興奮。
たしかに次々出てくるミミズ・・・そんな姿に苦笑いのお父さんでした(笑)

子どもたちが遊んでいる間に、芽出しをしていたじゃがいもを畑に植える作業をしてくれた父母の方。(広場の草刈りもやってくれました。)


畑仕事をしていると、だんご虫の大家族が!冬眠から起こしてしまったようです。
もう暖かいし、いいかな。

そんな春を感じるくりの木ひろばの2日間でした。

by ゆっこ

2012年4月28日土曜日

今日は青色



こんにちは、もっさんです。

今日は雨が降っていました。
最初は小雨でしたが、段々と強くなってきたのでひとまずテントに退避。
ブルーシートの屋根は私を降りしきる雨粒から守ってくれました。

また、ブルーシートの屋根だけでなく、側溝も整備されています。
これで地面をつたってくる雨水をシャットダウン!!これぞまさしく要塞堅固。

雨が弱くなってきたら子ども達もやってきました。
今日はテントの中に入って遊んでいました。
持ってき傘をフックさせて・・・・・・・さぁ、遊びの時間だ!!
先ずは柔軟!!

「見よ、この柔らかさを!!」と言わんばかりに体を前に倒しています。
指先もピーンとしていてGood!!

水たまりを発見!!
「竹ちょうだい」と言うので竹を手渡すと・・・水中探査の開始だ!!
今回は何も発見できませんでした。


雨が強くなったので探査隊はテントに退避せよ。

毛糸で遊ぼう!!
男の子が毛糸で遊びたいと言うので貸して見ると・・・
スイスイと編みこんでいくではありませんか。
指に毛糸をクルクルっと絡めていくと鎖のように連続した輪っかができていくのです。
説明が難しいので実物を・・・・・・と言いたいのですが、カメラの不調により写真を撮ることができませんでした・・・。
女の子は毛糸と割り箸で可愛いアイテムを作っていました。
「みんな器用だなぁ~」と感心していました。
(自分は毛糸が丸まった何かを作りました。これが限界です。)

今日のくりの木はこんな感じでした。
カメラの不調が起きなければ、毛糸作品をお見せしたかったです・・・。

明日からはGWです。
「どっかに出かけるのかなぁ」「くりの木にも来てくれるかなぁ」とか思っています。
ま、子ども達が楽しいGWを過ごしてくれればそれで良いですよね。
なんにせよこのGWを楽しんでね!! 

by もっさん

2012年4月25日水曜日

和洋折衷

(4月21日の活動ブログです)

こんにちは、もっさんです。

今日はひろばに到着すると、すぐに子どもが来ました。
少しだけ遊んでお母さんと一緒に帰って行きました。
お母さんがひろばの近くに用事があったようで、ほんのひと時でしたが一緒に遊びました。

今日は学校が休みなので子どもがたくさん来ると予想され、賑わいを見せる前兆と思っていました。

一人になった時にひろばを観察していると、またもや“春”を見つけました。
つくしを発見!!写真では分かりにくいですが、すごい斜度の坂に生えていました。



さすがに野草に詳しくない自分でもつくしぐらいは判別できます。
今回は自信を持って「これは“つくし”です!!」と言わせていただきます。

つくしを発見してハッピーになっていると、きらりと光るものが落ちていました。
銀色に鈍く光るそれは、綺麗な円を描いていた。それを手に取り洗ってみると、浮かび上がるは・・・・・・・・・・・・・・・・

外国の方。

王冠を備えた外国の方が描かれていました。裏返すと・・・・・・・・・・・
ヨットが描かれていました。そして「CANADA」という国名と、
「10CENT」と書かれていました。


どうやらカナダの貨幣を拾ったようです。
なぜくりの木ひろばにこんなものが・・・?とりあえずこの10セントは先日の10円同様、
くりの木神へのお賽銭として、ひろばのある所に埋めておきました。
くりの木ひろばで日本とカナダのコラボレーションが行われました。
つくしは想像できますが、まさか10セントを拾うことになるとは思いもしませんでした。
次は何を見つけてしまうのでしょうか?ドキドキします。

今日は中々子ども達が来ませんでした。何でかなぁ~と思っていたら、散歩中のおばあちゃんが教えてくれました。
おばあちゃん「今仮設の集会場で映画やってたよ。何だっけかなぁ~?あっ“ワンピース”だっ!!」
どうやら近くの仮設で映画鑑賞会があったらしく、そっちに子ども達は行っていたそうです。
子どもからお年寄りにも知られているワンピース、その人気を改めて実感しました。(ちなみに私は“百計のクロ”がお気に入りです)

今日のくりの木はこんな感じです。
子ども達は映画を観れたので、楽しい休日になったかと思います。
くりの木とワンピース、外と中のどっちでも楽しめるといった雰囲気が面白いと思いました。

byもっさん

2012年4月24日火曜日

芽吹くもの



こんにちは、もっさんです。

東北はまだ肌寒い時期ですが、ひろばに“春”がやってきました。
なにげなく下を見てみると、こんなものを発見しました。

 

ワラビです・・・。
そう、ワラビがひろばの中で自生していたのです。
しかし、山菜の知識が無い自分は「本当にワラビか?」
「ワラビに似ている別の何かかも・・・」と、思ってしまいました。
というわけで、これが本当にワラビかを子どもに聞いてみよう!!
もっさん「これワラビだよね?」
子ども 「うん、ワラビだ」
やっぱりワラビでした。
後で調べてみるとワラビは成長が早く、すぐに大きくなるそうです。
どれくらい大きくなるか気になるので、そのままにしておきました。

お母さんの車に乗って子どもが来ましたが、「今日は遊べないから!!」
と言って去ってしまいました。
伝えに来なくても大丈夫なのに・・・でも、ありがとう!!次は遊ぼうぜ!!

今日はひろばに双子の兄弟が来てくれました。
2人はあっちこっちに走り回り、写真を撮るのも一苦労。
付き添いに来た伯父さんも子どもを追いかけて、あっちにいったりこっちにいったり。
「シーソーだぁ!!」とシーソーを見つけると夢中になって遊んでいました。

 

近所のおばあちゃんも散歩がてらに寄ってくれました。
お話をしていて、「この辺りの景色も大分変わったねぇ」とおっしゃっていました。
最近来た自分は前の景色を知りませんが、建設工事のために伐採される木々を見て、
昔の景色を思い浮かべてみました。

今日のくりの木はこんな感じでした。
平日だと子どもの数は少ないですが、ひろばの整備や、何かを発見できるのでけっこう
楽しんでいます。
大地の息吹を感じられるのは素晴らしいです。

「次は何を見つけるのだろうか?」と心躍っています。

byもっさん

2012年4月23日月曜日

たくさんの笑顔



にぎやかだった春休みが終わって2週間。
なかなか春休みのことをお伝えできなかったので、今日は春休みの様子を紹介します!

春休みに入ってお天気の良い日には、20人を超す子どもたちが来る日もありました。
平日には学童の子どもたちが遊びに来たり、土日には親子で来たり・・・
初めて広場に来てくれた子どもたちもいました。
春休み最後の土曜日には南三陸の子どもたちも遊びに来てくれました。
広場に来るのは子どもたちばかりではなく、地域の大人の方も散歩の途中に立ち寄ってくれます。
子どもたちは、人気の木登りやブランコ、穴掘り、人数が集まってくると鬼ごっこ、缶けり、
だるまさんがころんだ、野球などなど。くりの木ひろば名物たき火で焼き芋も楽しみました!



毛糸でミサンガづくりを楽しむ女の子たち。
高学年の男の子たちはカードゲームをしていたり、
この春、新しく出来たシーソーは大人気!
竹馬、竹ぽっくり、光るだんごづくり・・・



車を気にせず自転車に乗れることも楽しみの1つ。
子どもたちの遊びは無限。思い思いの時間を過ごしています。



この春休み、たくさんの笑顔に出会い、この活動を始めてよかった~と。
そして、この活動を続けていこう!と思いました。

ところで以前ブログで紹介しましたが、子どもたちから「お祭りやりたい!」と。
子どもたちのイメージするお祭りというのは
「流しソーメン!」「バーベキュー!」「花火!」「きもだめし!」
さらにお祭りへの夢は広がり・・・
「割りばし鉄砲が作れる!」→「射的!」
「あすみちゃんちにたこ焼き機があるからたこ焼きも!」とか
「うちにはかき氷機がある!」
「流しソーメンより冷やし中華がいい!」なんて会話が。
「夏祭りと言えば金魚すくい!」
私が「金魚はどうするの?」と聞くと
「今日、イオンに行ったら34匹いたよ~」と。
子どもたちの発想はおもしろい(笑)

くりの木ひろばでは今までイベントをやらないできました。
しかし、子どもたちのこの思いを何とか実現できないものか検討しています。
大きなものではなくていい、子どもたちのやりたい気持ちを形にするお手伝いができたらと考えています。
お祭りは夏休み最後の土曜日あたりで計画中です。
ささやかでもいいからくりの木ひろば祭りを実現できるよう子どもたちと準備をしていきたいと思います。

by ゆっこ

2012年4月21日土曜日

キャッチ・ザ・ハッピー



(4月18日の活動ブログです)

こんにちは、もっさんです。
今日は一人の時はゴミ拾いをしていました。
紙切れやプラスチックの破片、電機コードや断熱材?の切れはしが落ちていました。
ちっちゃいゴミだけでレジ袋(一番小さい奴)がいっぱいになってしまいました。
けっこう落ちてるもんだなぁ~。意外な物も落ちていました。
「プラスチックか・・・」と思って手に取ると、“重み”があるんです。
プラスチックにはない重厚感が手の中に・・・。
気持ちを落ち着かせて丁寧に洗ってみると、
『10円だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』



神様からの贈り物、10円との遭遇に感情は高まる一方、この10円をどうしようか?
と悩むことに。
「警察に届ける?」「さすがに自分のポッケには入れられないし・・・」。
悩んだ末に出した結論、それは・・・・・・・『くりの木神様へのお賽銭』ということにしました
(くりの木神様がいると信じて)。
賽銭箱がないのでひろばのとある所に埋めておくことに。
神様からの贈り物を土の中に埋めるというのは大丈夫なのだろうか・・・、
問題ないと信じよう。
お賽銭?をしていると,散歩中のおばあちゃん達が丸太のイスに座って休憩していました。
腰かけがあると休憩に来やすいみたいですね。

おばあちゃんとお話もしてました。
おばあちゃん「子どもがいなくてさびしいねぇ~。」
もっさん 「学校がありますからねぇ、でも学校に行けるのは良いことですよね。」
おばあちゃん「んだ。」
(寂しいけど学校が始まるのは良いことだ。みんな勉強頑張れ!!)
おばあちゃん「あんた嫁さんは?」
もっさん 「“大学生なんで”いませんよ~。」
(大学生という立場が俺を守ってくれた!!)
おばあちゃん「大学生は勉強しなさいよ」
もっさん 「ですよね~・・・。」(退路を断たれた)
こんな会話をしてました。おばあちゃんごめんなさい、
来年からはちゃんと勉強します・・・・・・たぶん。

おばあちゃん達が帰って一息ついてると、子ども達が登場!!
今日は2人の男の子がやってきました。
けっこう薄着だけど大丈夫なのだろうか?
「寒くないの?」と聞くと「寒くない!!」と元気に予想通りの返事が飛んでくる。
見てるこっちが寒くなってくる。
今日はシーソーを利用した「カヌーごっこ」に子ども達は大夢中!!
シーソーをカヌーに見立てて竹のオールで漕いで行く。
右・左・右・左・右・左!! 漕いで漕いで漕いで漕いで!!



「オリンピックみたい!!」と言っており、くりの木五輪が開催されていました。
(カヌーってオリンピックにあったっけ?まぁいいや)
ひたすらに漕いだ後は、マラソンといってひろばを駆けまわる。
元気いっぱいの子ども達!!尽きぬ体力。

今日のくりの木はこんな感じでした。そして最後にご報告があります。

地元の方の手により、小屋に屋根が取り付けられました!!
これで中の物は濡れなくてすみます!!
横壁のブルーシートもカッコイイですね!!



材料の提供や建設等、ご協力をしてくだっさた皆さま、『ありがとうございます』。
自分もくりの木ひろばで頑張っていくので、よろしくおねがいします。

byもっさん

2012年4月19日木曜日

南三陸の子どもたち

(4月7日(土)のブログです。)

くりの木ひろばに、いつもと違う顔ぶれが?
今日は南三陸町の志津川と戸倉から、13人の子どもたちが遊びに来ました!



初めての環境に、最初はみんな緊張ぎみ。でも・・・


一瞬で元気に散らばって行く子どもたち!
こちらは、くりの木ひろば名物の穴掘り。
ただ掘る、ひらすら掘る、掘ることに意味がある…不動の人気です。



木登り・草すべり・たきぎ切り・キーホルダー作り・シーソー、
みんな夢中になって遊びました。
今暮らしている仮設住宅の周辺ではできない遊びばかりです。
お腹がすいたところで、お待ちかねのランチ♪たき火で焼いたおにぎりと
マシュマロ、おいしくて楽しくて、みんなたくさん食べました。



今回遊びに来た戸倉の子どもたちは、小学校が被災したため、昨年度は隣の市(登米市)の小学校に通っていました。
この春からは、同じ南三陸町内の志津川小学校に通うことになります。
今日一緒に遊んだ志津川の子たちとも、今ごろ同じ教室で元気に勉強していることでしょう。

さてさて、この日の一番人気は昔ながらの『竹ぽっくり』でした。
道路を歩くと、タッカポッコタッカポッコと馬の蹄のような軽快な音がします。
ということで、翌日、中瀬町の子どもたちはご近所の大工さんに竹ぽっくりの作り方を教えてもらいました。



今日も中瀬町に、子どもたちの元気な声と竹ぽっくりの音が響いています。

byしんがき

ひとりでできるかな?


(4月16日の活動ブログです)
こんにちは、もっさんです。
今回のタイトルを見て「可愛い子どもの成長」的なものを想像した方々へ…
すみません!!大分違います!!
正確には「もっさんの、ひとりでできるかな?」です。

ゆっこさんが一時帰宅したので本日のくりの木メンバーは自分一人。
不安と緊張に襲われた一人の男の冒険活劇がここに始まります。

ひろばに着くと同時に地元の方がトタンを持ってきてくださり、
新しい小屋の屋根が手に入りました。
これで中のものは濡れずに保管できそうです。
くりの木ひろばの進化は止まらない!!
自転車のコース整備もやりました。棘のある木の枝をどかしたり、
出っ張った木の根っこを必死に抜いたりしていました。
また、子ども達から「道路で走りたい」との声が上がっているので策を考えたり、
危機の想定をしていました。
坂道を下るのは最高ですが事故があったら最悪ですからね。
スタッフの数が整えば道路も走れるのかなぁと思いました。

そんなことをしていたら、本日初の子どもが登場!!
「デュエマしようぜ!!」と元気にあいさつ。
俺も自分のデッキをポッケから出したら【決闘~デュエル~】開始!!
結果は2勝1敗で俺の勝ち越し。デュエマが終わると風のように帰っていく子ども。
「生粋のデュエリストだな…」と思いながら子どもの背中を見つめる男が
ひろばに立っていた。その手にはカードが握りしめられていた。
(どうやら俺とのデュエルしに来たようだ。)

(この日の写真がないので・・・いつもこんな感じでやってます!)

一息着こうとした瞬間に、2人の子ども(姉弟)が登場!!
恒例の鬼ごっこをした後は、穴掘り。ひたすらに穴掘り。
姉は角スコ、弟は剣スコを用いて「Let’s schoping time!!」
スコップしながら学校給食の話をしたりした。
「ふかひれは味がしなくて美味くなかった」と発言。何を言っているんだ?
給食にふかひれ?さすがは特産地といったところか…。
「ふかひれってそんなもんだよ」と、スープ(インスタント)でしか食べたことのない
俺は答えた。この敗北感はなんだろう。

一番好きなメニューはみそラーメンだそうだ。
詳しく聞くと、麺が袋に入っていてスープとは別々のタイプだそうだ。
何を言っているんだ?俺の所はすでに麺とスープが一緒になって運ばれて来たぞ、
麺も細切れでおじやのようになっていたのだが…。またもや敗北感。

デザートでリンゴにチョコをかけたものがあるそうだ。
これはあんまり美味しくなく苦手なものだそうだ。
この話を聞いて「俺のじいちゃんリンゴ農家だよ」と言ったら
「食い放題じゃん、震災が起きても生きてけるね」と子どもが答えた。
俺は「福島産だけどね」と言うと「放射能!!」と返ってきた。
小学生から“放射能”という言葉がスルっとでるとは。

その後は震災の話になった。「築15年の家が流された」と子どもは言った。
なんと言葉を返したらいいものか・・・。
もどかしい。

(これもこの日の写真がないので・・・いつもこんな感じで掘ってます!)

こんな話をしながらでもスコップする手は止まらずひたすらに掘りまくる。
唐突に「疲れた」と言って本日のスコッピングは終~了~。
このフリーダムさが面白い。

今日のくりの木はこんな感じでした。
初めて一人での活動をしたので、体よりも心が疲れました。
平日で子どもが少なかったのでなんとか乗り切れました。
子どもから震災の話を聞くとすんごい重い気分になります。
でも子どもと遊ぶと最高に楽しいです!

byもっさん

2012年4月16日月曜日

ひろばを駆けるは元気な証

今日のくりの木ひろばは春休み明け最初の日曜日。
「子どもたちは来るのかなぁ?」と、ちょっと不安でした。
しかし、そんな不安も吹き飛ばすかのように来てくれたる子どもたち!!
三人の女の子は自転車で「颯爽登場!!」。
自分の自転車からマウンテンバイクに乗り替えたら、最高のライディングを
見せてくれました。
中には5月に開催するマウンテンバイク大会に出場する子も。
その子には「回した分だけ前に進む、それが自転車だ!!」という
“スピリッツ”を教えました。その手で勝利を掴みとれ!!
初めてひろばに来てくれた子どもたちもいました。
気持ちが昂ったのでしょうか、斜面を登ったり降りたり、登ったり降りたり、
登ったり降りたり…をひたすらに繰り返していました。
小さい子に手を伸ばし、協力していて楽しそうでした。
人数が集まると鬼ごっこや、缶けりもやりました。
子どもたちはそれぞれの策を練り熱いバトルが繰り広げられました。
たくさん走って熱くなったのか次々と半袖になっていく子どもたち、
「寒くないの?」と問いかけるおばあちゃん、「暑い」と答える子どもたち。
走りすぎて膝が痛い僕。
子どもたちと遊んでいた一方で、ゆっこさんは地元のおばあちゃん達と
ジャガイモを植えていました。
気がつくと終わっていて、地元の人の卓越した技術を実感しました。
くりの木農園計画(仮名)が着々と進んでいます。
こんな感じで今日のくりの木は大盛況でした。
学校が始まってもくりの木ひろばにはたくさんの子どもたちが来てくれて、
ハッピーな気分になりました。
自己紹介が遅れましたが、自分は「もっさん(橋本)」です。
今年度のほとんどをくりの木ひろばで活動することになっています。
去年の7月から災害ボランティアをやっていて「子どもの遊び場が無い」ということを
痛感してきた自分にとって、この活動はとても魅せられるものです。
「この活動に関わっていきたい!!」と思い、一年程こちらで活動することを決めました。
まだまだ未熟な自分ですがどうかよろしくお願いします。
by  もっさん

2012年4月13日金曜日

ベテランの奥義


子どもが集まってくると、地域の大人も散歩がてら、お迎えがてら・・・と、
くりの木ひろばのベンチが埋まって話しに華が咲きます。
そんな幾年も生きた方々の奥義と言っても過言ではない技の一部を
伝えたいと思います。
①最近頂いたじゃがいもの種芋を植えることになり、いそいそと動き出した
ご婦人方。
「かっちゃ」と呼ばれる△型の鍬を手に、あれよ、あれよと大地を耕す
鍬使いの見事さ!!孫に抱きつかれながらも、手を休める事なく芋を植える
情熱!!

ほんの20~30分でしたが、華麗すぎて眺望の眼で見つめてしまいました。
おかげで、あっというまに種芋は土の中へ納まりました。
②広場スペース
現れたのは、遊びに来る子のおじいちゃん。以前ブランコや竹馬、竹ぽっくり
を作ってくれた方、ひそかに漢字の達人でもある引き出し多き方です。
その頭の中にはすでにくりの木ワンダーランド完成図が!!

シーソー、階段、小屋、雨天時テント、テーブル・・・。多少の買い物はしたものの、
周りにあるものを上手く使って、日毎にワンダーランドができていきます。
私が見たのは野外にピッタリのテーブル作り。
子どもと関わって、ふと見ると脚が作られ、鮮やかにかんなで面取り(角とり?!)
そして、水平の調節は鉈を上手く使って整えていました。
その、鮮やかな技!!ステキすぎます。
テーブルは次の日に大活躍!!シーソーは、子どもたちに大人気です。
③影ながら支えて下さっている近所の方は、早朝から畑スペースをちょっとずつ
作ってくださっています。草取り→耕運→肥料撒き→畝立て・・・と。
日毎に畑らしさを増していく今日この頃です。
このように地域の方々の長寿の長者!?「能ある鷹は爪を隠す」方式に、経験から備わった私にしてみればよだれものの奥義を持っている人々ばかりです。
そんな方々が、このひろばを想って、環境を整えて下さっているこの地域の懐は深いような気がします。
by  神谷

2012年4月9日月曜日

春休み最後の日


(4月8日の活動ブログです)
今日は午後から4人の子どもたちが遊びにきました。
人数も少なかったのでのんびりと。
女の子たちの会話は嵐のメンバーの苗字と自分の名前が合うか
を楽しそうに話しています。
「大野○○○はどう?」「松本・・・」
「ゆっこも」と。「大野ゆうこ」・・・「相葉ゆうこ」ここで笑いが。
どうやら3人の中では大野くん人気で、相葉くんはそうでもないらしい。。。

そして、2人はシーソーに乗りながらAKBの名前・ジャニーズのグループ名当て
クイズで盛り上がっています。
そんな会話を聞きながら、私は女の子と光るだんごづくりを。
赤土の土を丸めて手で擦って、乾いた土をかけて、擦ってを
繰り返していくと・・・あら光ってる!

賑やかだった春休みが今日で終わり。
明日からはサポート活動も土日を中心に平日は時々作業をしに行ったり、
子どもたちの放課後の時間に様子を見に行く予定です。

連日の活動でなかなか活動の様子をブログでお伝えできなかったので、
明日以降、少しずつ春休みの様子をアップしていきたいと思います。
お楽しみに!

by  ゆっこ

2012年4月8日日曜日

血が騒ぐ!!

激しい風と雨が過ぎ去り、久しぶりに子どもたちがやってきました。
風の力で運ばれた枝付きの竹を見つけた女の子たち。
「お祭りだー!!」と、大きな竹を立てて「わっしょい!わっしょい!」
と盛り上がっています。
祭り遊びはやがて「祀り遊び」へと展開していき、大きな一本の竹から脇枝を
落とし、ほどよい長さの節をいくつかとって、小さな神社ができました。
そのわりには誰もお参りをしていないのが笑えました。
お祭りの話を聞くと、この辺でも昔から続くお祭りがあったようで、4~5つ
の区に分かれて、音と踊りを互いに披露し合う興味深いものでした。
子どもの中にもしっかりと根付いているハレの日のお祭りの力は、地域の
宝の一つな気がしました。
津波のため、今はできないと言っていたお祭りですが、近い将来復活して
伝承されてほしいです。
by 神谷

2012年4月4日水曜日

ただいますぶちしょうがっこう!
















どうも、はちです!
3月の25日~28日の間、久しぶりにRQ登米にお世話になってきました。
活動は4日間とも、くりの木ひろば!

少し寒かったけどRQ登米は、新RQに向けて脈々と活動を続けてました(^^)
越冬したおなじみの方々も、
小泉名物、瓦礫分別の達人・阿部さんも、
朝ミーティングを見守ってくれていた名のらないおじいちゃんも、
鱒淵小学校に住みついてる猫・とめおも元気にしてました!
くりの木ひろばに来た子供たちは更に元気で、
花粉症対策にマスクをしていた怪しげな僕とも沢山遊んでくれました笑”

近いうちに諸事情により広場が半分になってしまうそうですが、
子供たちの魔法にかかればそこは何倍も素敵なひろばになることでしょう☆彡
ところで27日の活動後は、ゆっこさんにお願いして南三陸町に行ってきました。
南三陸町には家が流されても仮設住宅に入らずに自力で避難した方が多く居て、
僕は4か月前にそこへ防寒・結露対策のボランティアにお邪魔していたのです。
懐かしい家々をよく見ると、
どこの窓にも僕らが貼った防寒・結露対策のプチプチシートがまだ有りました。
いまだに自分たちのやったことが、
少しかもしれないけど役に立っていると思うと凄く嬉しかったです!
そして、特に気になっていた2軒の自力避難者のお宅に
埼玉土産の十万饅頭を片手にお邪魔しました。
1軒目はカラオケボックスをご自分で改修して住んでいた老夫婦のお宅。
壁が隙間だらけで、冬を越せるか本当に心配だったけど、
そこには前見たときより遥かに元気そうなおばあちゃんの姿が!
ずっと頑張って奥さんを支えてきたおじいちゃんは、少し体調を崩してしまい
寝ていました。でも無事で本当に良かった!!
2軒目は奥さんが流され、独り、山の上に仮住まいを建てた元漁師さんのお宅。
11月には「息子は東京、娘は気仙沼で働いていて、きっともう戻ってこないし、
こんな山の上には誰も来なくて、本当に寂しかった。」と語っていた元漁師さん。
今では「一人の方が気楽で良いね!」と元気そうな様子:)
「でも来てくれるのが嬉しい。本当に嬉しい。」
「2,3年したらここにちゃんとした家を建てるから、また遊びに来て。」
「舟もあるからそのときは釣りをしに行こう。」
と素敵な笑顔で話して下さり、かえって僕が嬉しかったです。

子供たちも笑顔を取り戻せる。
年老いても厳しい寒さを乗り越えられる。
どんなに辛いことがあっても立ち直って前を見ることが出来る。
今回、東北の人たちの優しさに加え、たくましさを感じました。
震災で失われたものは僕なんかには計り知れないけど、
なんというか、その分たくさんの幸せをつかんでいって欲しいな。
その中のひとかけらの幸せのきっかけの端っこあたりに
自分が居たら僕もまた幸せです。

また遊びに行きます!

by はち

2012年4月2日月曜日

大自然100%!



327、初めてくりの木ひろばにやって来ました!
「くりの木ひろばまで、あと
400歩」の看板から、本当に400歩すすむと到着します!ひろーい!!くりの木や杉の木や竹や周りはほんと大自然!3日間お手伝いさせてもらいましたが、その間にたっくさんのお友だちが遊びに来てくれました(^^)


女の子も男の子も、手作りブランコでクルクル回り続けたり、大きな穴に小泉大橋を架けたり、竹切ってバッティングしたり、毛糸で指編みしたり……子どもたちの創造する力は無限ですね(^^)


方や大人組はせっせと丸太作りに励んでいました!木を切ってナタで皮を剥いたりするんですけど、これがスイスイッと気持ちよくて(^^)
この丸太たちは道具をしまうための小屋になる予定です!100%手作り


風のない日は焚き火をしました!なんと、その焚き火で作るホクホクの焼き芋が休憩で食べられちゃうんですおいしかったぁ~
これまでは寒さをしのぐためにやっていたんですが、もぅ春の足音が聞こえてくるような天候でした(^^)すーごくポカポカ!
くりの木ひろばは高台にあって、ちょっと下ると津波が襲った町のの跡が広がっています。はじめて目にしたときは、「言葉がでないってこういうことなんだ」と色んな思いが巡りました。
けれど、子どもたちが笑顔ではしゃぎ回るのを見ると、お手伝いで来たはずの私がいっっぱい元気をもらっちゃいました(´∀)ありがとうございます


くりの木ひろばにはジャングルジムも滑り台もなぃけれど、いつの間にか心が踊っちゃうステキな公園です!ゆっこさんにも会えます!参加できて本当に楽しかったです。またお手伝いさせてください
(^^)
by はぎ